最近少し気になったニュース。
日本発祥でありながら世界的ゲームとなったものの悪役として有名なキャラクターをある海外の人が姫化したマンガを発信したことで、世界中にそのムーブメントが巻き起こっています。
SNSのある社会と言うのの情報拡散の速度は本当に恐ろしく、凄まじく、そして素晴らしい物があります。
これで発表された数々のイラストなどは、二次創作と呼ばれるものに当たります。
この世には著作権と言うものが存在し、国によって扱いと言うのは違いますが著作権が存在する場合大抵は認められて、日本の場合、二次創作に関する取り締まりと言うのはよほどの場合を除いてないぐらいゆるゆるであることが知られています。
まあ、著作者が名指しで「これはダメ」と言ったらそれまでの形になっており、早い話が大目に見てもらっているのです。
それでユーザーが盛り上がってゆくゆくは売り上げや発展につながるならそれでもいいかな、と言う判断です。
これは著作者と二次創作者のある種の阿吽の呼吸によって保たれているバランスで、著作権を持つ側も「目に入らなければ問題にならない」という姿勢をあてとっているんでしょう。
そんなわけで、今起こっている事についてゲームの著作権をもつ会社にメディアが凸して取材するなんて言うのは二次創作と言う文化を維持するという観点からはもってのほかなんですね。
日本の場合、多くの創作者が二次創作で腕と名前を上げていくプロセスがほぼ基本になってしまっています。
蓋をして永久に先送りした方がいいのではないかと思っているニュースでした。